2011年03月06日

穴場のベルニーニ作品


ローマ情報スタッフの星野です


前回隠れミケランジェロでちらっとご紹介しましたが、今回は穴場ベルニーニ!!

正直、私はベルニーニなる人物をローマに住むまで知りませんでした。
そこで、軽く彼の紹介を。


ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(GIAN LORENZO BERNINI)

彫刻家であり建築家、画家でもあったバロック芸術の巨匠。

1598年に彫刻家であったピエトロ・ベルニーニ
(彼のローマでの有名な作品はスペイン広場前にあるバルカッチャの船の噴水です)の子としてナポリに誕生し、1605年にローマに戻り、若い頃からその才能は発揮され、25歳の時にバルベリーニ家出身の法王ウルバヌス8世に見出されてからはバチカンのために作品を作り続けたと言っても過言ではありません。
後に彼は「バチカンの申し子」と呼ばれます。

ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのために作られたと言われるほど、ここローマには彼の有名な作品でいっぱいです。


その作品は建築作品はサン・ピエトロ大聖堂内にある法王のみが立つことを許されたブロンズの天蓋


ベルニーニの作品ブロンズの天蓋


サン・ピエトロ広場

ベルニーニ設計のサンピエトロ広場


彫刻作品はナヴォーナ広場にある四大河の泉等々、きりがありません。


ベルニーニの作品・ナヴォーナ広場四大河の泉


さて、ベルニーニの穴場観光の一つ目は、大統領官邸でも有名なクイリナーレ宮殿(PALAZZO DEL QUIRINALE)


ベルニーニ作品のあるクィリナーレ宮殿

その歴史は古く古代ローマ時代まで遡ります。

古代ローマ時代は貴族の屋敷があり、現在でも地下にその遺跡を見ることが出来ます。
(ただし一般公開はしていません)
その後枢機卿の家になり、見晴らしの良い家を気に入った法王グレゴリオ8世が滞在するようになり、しまいには枢機卿から買い取ってしまい、大改装が行われ、現在の形になりました。

その後一時ですが、ナポレオンも住み、イタリア統一後は国王一家が住み、共和国になってからは大統領官邸となりました。

さて、何がベルニーニかと言うと建築自体は他の5人の建築家から引き継いだ形ですが、
下の写真の2対の彫刻がベルニーニ作品です。


ベルニーニ作品の入り口の彫刻



二つ目のベルニーニ穴場観光はモンテチトーリオ宮殿(PALAZZO MONTECITORIO)、現在の国会議事堂です。


ベルニーニ設計のモンテチトーリオ宮殿


この場所も歴史は古く古代ローマ時代には、現在目の前に建っているオベリスクを利用して巨大な日時計がありました。(実際に数字などが遺跡から発掘されました。)

当時の法王グレゴリウス15世の命令で甥のルドヴィシ枢機卿一家のためにベルニーニが設計しました。
その後法王の死後一時期中断はしましたが、建築家カルロ・フォンターナが引き継ぎ完成させました。



そして最後のベルニーニの穴場観光は、ベルニーニ自身「自らの代表作」と言ったサンタンドレア・アル・クイリナーレ教会(BASILICA ST‘ANDREA AL QUIRINALE)


ベルニーニ設計のサンタンドレア・アル・クィリナーレ教会


この教会は聖アンドレア(イエス・キリストの弟子である聖ペテロの弟)を祭った教会です。

兄は逆さ十字に掛けられましたが、弟はX十字に掛けられたそうです。

小さい教会ながらも広く見せようと楕円形の形に作られています。内部は赤大理石製の柱など大変豪華な作りになってます。

教会内は薄暗い所が多いのですが、この教会は天気が悪かった日にも関わらず、中はとても明るかったです。


サンタンドレア・アル・クィリナーレ教会内部

場所は少々解り辛いのですが、クイリナーレ宮殿から宮殿沿いの道、VIA DEL QUIRINALEを歩いて行くとあります。

内部と違い外観はかなりシンプルなので、お見逃しなく!!


by ローマ情報スタッフ 星野亜矢子  hoshino.jpg



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posted by ローマ情報スタッフ・星野亜矢子 at 23:00| Comment(0) | 文化・芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月22日

イタリア統一博物館


ミラノ情報スタッフ・堀越です。

今年はイタリア統一150年ということで、いろいろなイベントが企画されています。

イタリアは150年前の1861年3月17日、晴れてひとつの国として誕生しました。

それまでのイタリアは昔、江戸時代のころの日本のように小さな国に分かれて、絶えず紛争を繰り返していました。

幾度となく統一を試みたのですが、結局、統一を反対するローマ教皇庁によって阻まれてきました。

近代イタリア統一というと、大体3人の歴史的人物があげられます。

軍事家であったガリバルディ、
統一運動などを組織した革命家のマッツィーニ、
サルデーニャ王国の首相であったカヴール

がその3人です。

その三人の中でも特に活躍したのはジュゼッペガリバルディではないかと思います。

実際、イタリアのどこの町に行っても「ガリバルディ広場」とか「ガリバルディ通り」を見かけますよね。

堅い歴史の話はこの辺にして、実は超マイナーな博物館ではありますが、
ミラノのブレラ地区にリソルジメント博物館(イタリア統一博物館)があります。


イタリア統一博物館入口


規模は小さいのですが、ちょっと変わった博物館なので、時間がある方はぜひどうぞ。
(2011年2月現在はまだ改装工事中のため、仮設となっております。)

展示市場は3つに分かれていて、一つにはナポレオンのイタリア王冠や、手の形をした、「正義の手」といわれる笏、また戴冠式で使用したローブも展示されています。

また興味深いのは統一当時使用されていた国旗。すでにトリコロールになっているんです。


イタリア統一博物館内部


イタリア統一当時の国旗


また別の展示室には写真、スタンプが展示されて当時の様子などが伺えます。


イタリア統一当時の絵画


イタリア統一


このイタリア統一150周年の機会にぜひどうぞ。


場所:Via Borgonuovo 23 Milano (ブレラ美術館の裏です)
地下鉄 緑線 LANZA駅 または黄色線 Montenapoleone駅
時間:火曜日から日曜日 9時から13時 14時から17時30分
入場料: 2€
休館日:5月1日、12月25日、1月1日(休館日は変わることもありますので、ご確認ください。)
連絡先:+39 02-8846177

イタリア統一博物館地図


by ミラノ情報スタッフ・堀越千鶴  horikoshi.jpg



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2011年01月24日

ミラノのサッカースタジアムがオペラ劇場に!


ミラノ発:歴史上初のデビュー。ジュゼッペ・ヴェルディーのオペラがサッカースタジアムで上演か!!!


こんにちは。ミラノ情報スタッフ・堀越です。


みなさん、イタリアといえばサッカーですよね!


サンシーロスタジアム


そしてミラノでサッカーといえばサンシーロスタジアムです。


さて、このサンシーロスタジアムの2011年プログラムが公表される時期が来ました。

サンシーロスタジアムはここ数年、ヨーロッパの他のスタジアム同様に本来の姿であるサッカースタジアムという線から外れることなく、サッカー以外のスポーツ、イベント、コンサートなどが実現できるよう働きかけています。


昨年はイタリアの有名ロック歌手バスコ・ロッシや2009年にはマドンナもこのミラノのサッカースタジアムでコンサートを行っており、近年のサッカースタジアムは多目的野外場となっています。


サンシーロでオペラ公演


そんな中2011年のプログラムにはリッカルド・コッチャンテによるミュージカル、昨年大好評につき今年も引き続き公演が決定しているロック歌手 バスコ・ロッシ、そして今、最も話題を集めているのは、スタジアム始まって以来の初の試み“オペラ”の上演予定なんです。


これまで、サッカー場というのはサッカーをする場。
100歩譲ってポップ、ロックコンサートというところでしたが、時代が変われば傾向も変わるもの。

さて気になる日程ですが、サンシーロ スタジアムのオペラデビューは6月11日を予定しているようです。

今シーズンの話題の中心となりそうですね。


演目はジュゼッペ・ヴェルディの“アイーダ”。
実は昨年サンシーロ スタジアムではアレッサンドロ・マンゾーニ著作の現代オペラ“いいなずけ”が上演されて、会場には2万人の観客が押し寄せました。


アイーダ公演

(ヴェローナ野外劇場でのアイーダ)


スタジアムの経営にあたる上層部ではこの結果を見て、いよいよクラッシックオペラの上演に踏み切ったわけです。

オペラ上演にあたり、オーガナイズを依頼されたのはスイスワールドオペラ社。

この会社ではすでに劇場以外の場所での公演オーガナイズ経験があるそうです。
このサッカースタジアムでのオペラ上演、一見、何事もない時代の変化か。。。という見方もできるが実はそうではないのです。


時はさかのぼって1992年今から約20年前、当時バリトン歌手でミラノのオペラ歌手を取りまとめていたゼッキッロ氏はスカラ座の総支配人にこのような手紙を書いています。


オペラ歌手・ゼッキッロ氏


“アイーダ、カルメン、ナブッコをサンシーロスタジアムで上演することができるなら、それはわれわれのファン、聴衆を満足させることができるでしょうし、またオペラを若者たちに広める機会にもなるのではないでしょうか?”


20年後の今、ようやくその思いが実現されるわけです。


オペラ上演を控えたサッカースタジアム


ぜひ、私も当日、行ってみたいものです。


by ミラノ情報スタッフ・堀越千鶴  horikoshi.jpg




オペラ鑑賞はイタリアエクスプレスへお問い合わせ下さい

posted by ミラノ情報スタッフ・堀越千鶴 at 14:00| Comment(0) | 文化・芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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