2012年01月16日

地中海クルーズ船の事故


イタリア情報スタッフの吉永です。

2012年1月13日夜(現地時間にて21:20頃)、イタリアのジリオ島海岸近くにて、3200名程の乗客乗員を載せた、地中海クルーズ船コスタ・コンコルディアが座礁事故を起こしました。


コスタ・コンコルディア号の座礁


現在5名の死亡が確認され、行方不明者もまだ15名残されています。

地中海クルーズ・豪華客船と言えば、「高そう」というイメージですが、コスタは比較的安価に提供していることから、最近人気の商品でした。日本からの参加者も多く、数泊〜1週間程度の気軽な地中海クルーズを楽しまれているようです。


テレビでは連日、当日の事故の様子が報道されていますが、「大きな衝撃の後、電気系統が切れ、乗客乗員はパニック状態。船はだんだん傾いて、まさにタイタニック号の再現だった」との事。

事故から2日経って、いろいろな事が明るみになってきていますが、
やはり、イタリアのいい加減さが浮き彫りにされています。

今回の事故は、島から150メートルしか離れていない航路を取っていたために大きな岩にぶつかり、座礁してしまったとの事。本来の航路から外れてなぜこんなに陸に近い航路を取ったのか?
どうやら、これは(特に南イタリアの船長がする)慣習で、島の近くを豪華客船が通ることで、島の観光客や住民が喜ぶ一種のイベントのようなものになっていたそうです。

規則から外れた事を行う事ができるいい加減さ。そのために3000人の命を危険にさらしていたなんて。。。


更に失態は続きます。

21:20 に事故が発生して、すぐにでも非常事態を配備しなければいけなかったにも関わらず、
「電気系統の故障」と偽るのみで、実際に救助を呼んだのは22:30。
クルーズ船の船員からの避難指示は全くない、というこちらも「イタリアのルーズさ」では済まされない失態。

極めつけは船長で、乗客を差し置いて、一番に救助ボートに乗って脱出しちゃった。という有様です。

なんだか、低レベルのパニック映画を見ているようですが、これが現実なんですね。
生きた心地がしなかった、という乗客の涙ながらの声を聞くと、このような背景が本当に腹立たしく思います。




by イタリア情報スタッフ 吉永



posted by イタリアエクスプレス情報スタッフ at 03:12| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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