ミラノ情報スタッフ・堀越です。
今年はイタリア統一150年ということで、いろいろなイベントが企画されています。
イタリアは150年前の1861年3月17日、晴れてひとつの国として誕生しました。
それまでのイタリアは昔、江戸時代のころの日本のように小さな国に分かれて、絶えず紛争を繰り返していました。
幾度となく統一を試みたのですが、結局、統一を反対するローマ教皇庁によって阻まれてきました。
近代イタリア統一というと、大体3人の歴史的人物があげられます。
軍事家であったガリバルディ、
統一運動などを組織した革命家のマッツィーニ、
サルデーニャ王国の首相であったカヴール
がその3人です。
その三人の中でも特に活躍したのはジュゼッペガリバルディではないかと思います。
実際、イタリアのどこの町に行っても「ガリバルディ広場」とか「ガリバルディ通り」を見かけますよね。
堅い歴史の話はこの辺にして、実は超マイナーな博物館ではありますが、
ミラノのブレラ地区にリソルジメント博物館(イタリア統一博物館)があります。

規模は小さいのですが、ちょっと変わった博物館なので、時間がある方はぜひどうぞ。
(2011年2月現在はまだ改装工事中のため、仮設となっております。)
展示市場は3つに分かれていて、一つにはナポレオンのイタリア王冠や、手の形をした、「正義の手」といわれる笏、また戴冠式で使用したローブも展示されています。
また興味深いのは統一当時使用されていた国旗。すでにトリコロールになっているんです。


また別の展示室には写真、スタンプが展示されて当時の様子などが伺えます。


このイタリア統一150周年の機会にぜひどうぞ。
場所:Via Borgonuovo 23 Milano (ブレラ美術館の裏です)
地下鉄 緑線 LANZA駅 または黄色線 Montenapoleone駅
時間:火曜日から日曜日 9時から13時 14時から17時30分
入場料: 2€
休館日:5月1日、12月25日、1月1日(休館日は変わることもありますので、ご確認ください。)
連絡先:+39 02-8846177

by ミラノ情報スタッフ・堀越千鶴 

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