2012年04月23日

ローマ最古の牢獄・マメルティヌスの牢獄


ローマ情報スタッフの星野です

今年もやって参りました、ローマの誕生日!!

4月21日の誕生日に先駆けて、14日から22日までほとんどの国営、市営美術館はタダになりました。
そして、誕生日の前日20日から22日にかけてたくさんの催し物がされました。

まず、美術館がタダとは知らずに行ったローマ最古で唯一の牢獄、マメルティヌスの牢獄(Carcere Mamertino)に行ってきました。

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通常10ユーロのところ、7ユーロだったので不思議には思ったのですが安いし、まぁいっかと思っていたのですが、後でタダの日なのに値下げだけだったと知りました。
損したような得したような複雑な気持ちでしたが・・・。

ローマ最古と言っても、もちろん現在は牢獄としての機能はありません。
この牢獄が有名なのは、古代ローマ時代にあった唯一の牢獄と言う事ではもちろん、イエス・キリストの一番弟子であるサン・ピエトロ(聖ペテロ)とサン・パオロ(聖パウロ)のローマの守護聖人2人が投獄されていたことです。

そして、この牢獄に入れられる人たちは古代ローマにとって危険重要人物だった人たちだったそうです。

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現在は上にサン・ピエトロ・イン・カルチェレ教会、更に上にサン・ジュゼッペ・デイ・ファレニャーミ教会(上記の写真に写っている教会)が建てられています。

この牢獄は紀元前7世紀ごろ建設され、元々は地下2階の泉の水を溜めて置く貯水槽として建設されましたが、その貯水槽とクロアカ・マキシマ(古代ローマの下水システム)を結ぶ排水路が建設され、死体を押し流すのにそれを使うようになったと言われています。

牢獄として使われるようになったのは、紀元前6世紀ごろと言われています。
下の構図の様に4層に分かれており、一番下から地下2階の牢獄(4)、地下1階の囚人を降ろす所(3)、サン・ピエトロ・イン・カルチェレ教会(2)、サン・ジュゼッペ・デイ・ファレニャーミ教会(1)になります。


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入り口はカンピドーリオよりのフォロ・ロマーノの出口前にあります。

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さて、中の見学は1時間毎に小グループに分かれて出発します。
全員イヤフォンガイドで説明を聞きます。

残念ながら、日本語は無く、イタリア語、英語、スペイン語、フランス語の4カ国語のみでした。

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チケット売場、その奥に入口があります。

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入口に入るとすぐ階段があり下に降ります。

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階段を下りると小スペースがあり、ここが地下1階になります。
サン・ピエトロとサン・パオロの像の祭壇があります。

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更に下に行く階段が。

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この階段自体は中世に作られたものです。
では、どの様にして投獄されたかと言うと、

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地下1階の床に人一人が通れる穴があります。
なんとここから降ろされたそうです。

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地下2階に行く階段途中にある壁。
サン・ピエトロがローマ人によって捕まり(当時キリスト教は禁じられていたので)、暴行を受けていた時に壁に顔を叩き付けられたのですが、顔に傷を負うどころか、壁がサン・ピエトロの顔型にへこみ怪我をしなかったと言う奇跡が起こったそうです。現在もその顔型にへこんだまま残った壁が見ることが出来ます。

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これが地下2階の牢獄、現在は昔よりもう少し広かったみたいですが、とにかく狭くて暗い!!

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上の写真の柱はサン・ピエトロが繋がれていた柱。

そして繋がれていた鎖は現在(以前紹介した隠れミケランジェロでも書きましたが)サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会に保管されています。

穴は鎖を固定していた穴です。
見づらいですか、石碑の横に24時間常に灯りが点いていた蜀代が今でも見られます。

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さらに柱の前辺りの床には穴が開いています。
この下には水が現在も流れており、雨が降ったりした時は現在も水が床の上にまでくるそうです。

もちろん古代ローマ時代も水は流れており(その為に貯水槽だった訳ですから)、水が床の上まで来た時は囚人たちは水に浸かった状態で過ごすといった、牢獄としては最悪の状況だったそうです。
それもそのはず、ここに入る人たちは死刑囚なので、現在の様に人権などは全く存在しなかったそうです。

その為、一度入れば忘れられて、牢獄がいっぱいになった頃、死刑が実行されたとか・・・。
さて、この床下の水は現在聖なる水と言われ、サン・ピエトロが投獄されていた時、囚人や看守たちに洗礼した時に使われた水だからだそうです。

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非常に見づらいですが、地下2階から見た囚人用の入口穴。
そしてここを抜け地上階に上がると、牢獄の歴史、サン・ピエトロの歴史をスクリーンで鑑賞します。

そしてツアーでしか公開されていないサン・ピエトロ・イン・カルチェレ教会の見学へ。

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実に質素な教会です。
ここでツアーは終了。

外に出て、サン・ジュゼッペ・デイ・ファレニャーミ教会へ。

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下と違って実に豪華です。

それぞれサン・ピエトロとサン・パオロはあくまでもここに投獄されていただけで、処刑された場所は違います。

サン・ピエトロはバチカンの丘で逆さ十字に掛けられ、サン・パオロはローマ中心街から離れた場所で首を斬られて処刑されました。

興味のある方は是非一度訪れてみてください。


by ローマ情報スタッフ 星野亜矢子  hoshino.jpg



イタリア旅行はイタリアエクスプレスで!

posted by ローマ情報スタッフ・星野亜矢子 at 00:00| Comment(0) | 観光スポット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

ミラノ・ショッピングでびっくりニュース!

ミラノ情報スタッフの堀越です。

今日はミラノショッピングで、びっくりニュース!

イタリア・ショッピング

この話の主人公は、とってもうらやましいご婦人。
大阪から来た日本人観光客で、この方は先週金曜日の午後、ミラノのブランド街にあるエルメスショップで1,940ユーロ(約20万円)のバックを購入した人でした。

いったい何が起こったのでしょうか??

レジでエルメスショップの責任者が日本人観光客の購入した20万円相当のバッグの免税手続きをし、カードでの支払い手続きをしてるまさにそのとき、となりではイタリア人が購入したバックを店員が包装していました。
包装が仕上がったのは不幸なことに同時、外見、大きさは全く同じ包装となって出てきました。

エルメスのバッグ


こうして、日本人は支払いを済ますと、手前にあった紙袋をとって店から出て行きました、が、実はこの紙袋、となりのイタリア人の買ったバックだったんです。イタリア人の購入したバックはクロコダイルのバーキン・留め金がプラチナという32,000ユーロ(約350万円)の価値だそうです。

店員が気がついたときにはあまりの事の重大さに気を失いかけたとか。。。そりゃそうですよね。

警察にも届けをだしたそうですが、盗難というわけでも紛失というわけでもありませんし、手の打ちようがなかったとか。

お買い物の際にはおつりの確認も大切ですが、中身の確認も大切ですね!

by ミラノ情報スタッフ 堀越千鶴  horikoshi.jpg



イタリア・ショッピングのお問い合わせもイタリアエクスプレス

posted by ミラノ情報スタッフ・堀越千鶴 at 22:00| Comment(2) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月06日

ミラノの地下鉄・治安に注意!

ミラノ情報スタッフの堀越です。

イタリアといえば、置き引き、引ったくり、スリ等治安の悪い事で悪名の高い国ですが、昨日ミラノでこんなことがありました。

「ミラノの地下鉄 DUOMO駅でiphoneを盗む」
タイトルは全く目新しくないタイトルで、またか。。。という感じですが、実はこの先があるんです。


ミラノ地下鉄でスリ

〜コリエレデッラセーラ新聞より〜
昨日朝9時50分 地下鉄ドゥオーモからパガーノの区間で盗難が発生しました。
警察からの報告によると、窃盗犯はイタリアに不法滞在中の28歳アルゼンチン人。
少年は地下鉄のドゥオーモ駅のホームを行ったりきたりと不振な動きをしていたらしいです。
と、そんな中、地下鉄がホームに入り、少年は地下鉄へと乗り込みましたが、不振な動きに気がついた私服警官も一緒に地下鉄に乗り込みました。
数分も経たないうちに、窃盗犯は乗客から何かを盗むべく動き始めました。


治安の悪いイタリアの地下鉄


獲物を見つけその男性のウエストポーチに手を伸ばしその中に入っていたiphoneを全く気づかれることなくスリを働いたのですが、、、

まことに残念。被害者が一般市民ではなく実はドゥオーモで乗り込んできた私服警官だったんです。
直ちに窃盗犯は取り押さえられて地下鉄パガーノ駅で連行されました。

所持品を調べてみるとこのiphoneのほかに200ユーロの現金とそのほか2つの携帯が出てきました。
地下鉄というのは本当に窃盗の多い場所です。

みなさん、イタリアで地下鉄に乗る際にはかばんを手元にもって、かばんが知らないうちに開けられることのないよう気をつけましょうね。

by ミラノ情報スタッフ 堀越千鶴  horikoshi.jpg



お問い合わせはイタリア専門旅行会社のイタリアエクスプレス

posted by ミラノ情報スタッフ・堀越千鶴 at 10:00| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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