2011年06月27日

サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂


ローマ情報スタッフの星野です。

ローマはすっかり夏です。日中の観光は日傘とお水は必須です!!


6月29日はローマの祝日です。

何故かと言いますと、365日毎日誰かしらの聖人の日になっているのですが、6月29日はローマの守護聖人(もちろんイタリア全ての都市に守護聖人がいます)である聖ペテロ(サン・ピエトロ)と聖パウロ(サン・パオロ)の日だからです。

サンピエトロ寺院正面


聖ペテロはイエス・キリストの一番弟子で天国と地獄の鍵を預かった人であり、カトリックの総本山であるサン・ピエトロ大聖堂でも有名ですね。


聖パウロ像


聖パウロはもともとはユダヤ教信者で、キリスト迫害の立場に居た人ですが、復活したイエス・キリストに出会い失明。
その後キリスト教徒が神のお告げによって彼のために祈ると、彼の目からウロコのような物が落ちて視力が回復するという奇跡を体験したことによって(この話が『目からウロコ』の語源です)、改宗してキリスト教徒になったとか。

ちなみに聖パウロはイエス・キリスト復活後の改宗なので、最後の晩餐には居ません。


さて、今回ご紹介するのはサンパオロフオーリレムーラ大聖堂(BASILICA DI SAN PAOLO FUORI LE MURA)です。


サンパオロ大聖堂正面


場所は地下鉄B線でサンパオロ(SAN・PAOLO)駅下車、徒歩5分程で着きます。

このサンパオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂はユネスコにも登録されている世界遺産の一つで、ローマの4大バジリカの一つです。

4世紀にローマ皇帝コンスタンティヌス1世によってキリスト教が認められ、その皇帝によって聖パウロのお墓の上に建てられたのが起源です。
その後大改築が繰り返され、1823年に火事でほぼ全焼し、再建したのが現在の教会の形です。

ちなみに殉教した場所はもっと郊外にあるトレ・フォンターネ修道院です。

サンピエトロ大聖堂の以前の形に近いのがこのサンパオロ大聖堂です。

少し見づらいですが、上の写真の建物正面には右側に聖ペテロと左側に聖パウロを従えたイエス・キリスト、その下に天国で遊ぶ子羊たち、さらに下にイザヤ、ダニエル、エゼキエル、エレミアの旧約聖書の中に登場する4大預言者のモザイク画があります。
このモザイク画は14世紀に描かれたモザイク画を消失後に拾い集めて再び作られました。
焼け跡から一つ一つ手で拾うなんて、気の遠くなるような話ですね。

大聖堂内部

中の作りは4世紀に作られた教会とほぼ同じ作りになっています。

内部はとても広く、明るい作りになっています。

広いサンパオロ大聖堂

ちょうどミサの最中でしたので、たくさんの人でした。


大聖堂のモザイク


一番後ろにあるモザイク画は教皇ホノリウス3世が13世紀にベネチアの芸術家に描かせたものです。

この芸術家はベネチアのサンマルコ大聖堂も手掛けた人らしく、ベネチアのものと、とても似ています。


司教座


後ろから見た司教座


壁一面に描かれている丸い枠の中の人物たちは初代教皇である聖ペテロから現在の教皇まで266人の歴代教皇が描かれています。


大聖堂の天蓋


見づらいですが、後ろから見た天蓋です。ミサのさいちゅうだったため、写真は取れませんで
したが、この天蓋の下に聖パウロが眠っています。


近年この下から聖パウロのお墓が発見され、腕が見つかったらしいです。


教会のフレスコ画


本堂から横に入っていくと恐らく昔の焼け残った教会の一部と思われるフレスコ画。

そしてこの奥にさらに行くと大火災でも焼け残った回廊に続きますが、ここからは有料。
中庭をぐるっと囲んだ回廊の柱がねじれていたりと変わっています。


中庭


そしてここを出ると新しくオープンしたトイレ、お土産物屋さんやバールがあるので一休憩に最適です。


サンパオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂の売店


お土産物屋と言っても売っているものは修道院で作られたシャンプーやチョコレート、お酒です。


売店内部


中でもお酒は色んな種類があって面白かったです。
リモンチェッロ、グラッパはもちろんの事くるみで作ったお酒や、オレンジで作ったお酒等が置いてあります。
興味のある方は是非行ってみてください。


余談ですが、前回ご紹介したモンテマルティーニ美術館脇に下記のような物があります。


石碑


壁に掲げられた石碑ですが、この場所で聖ペテロと聖パウロは挨拶をしてそれぞれ別々に殉教へと向かったそうです。


ローマ情報スタッフ 星野亜矢子 hoshino.jpg 



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posted by ローマ情報スタッフ・星野亜矢子 at 13:00| Comment(0) | 観光スポット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マントヴァ - ミラノから日帰りの旅


みなさんこんにちは。ミラノ情報スタッフの堀越です。

ミラノから日帰りで行けるイタリア・ロンバルディア州の街マントバはミラノから約170Km、ヴェローナから45Kmと日帰りで行く事ができ、さほど遠くありません。


マントバは人口約5万人、三方が湖に囲まれていて半島のような町です。

意外と知られていないのですが、シェークスピアのロミオとジュリエットでは誤ってティボルトを殺害してしまったロミオが追放されたとき、向かった町がマントバで、
愛するジュリエットの死を知ってヴェローナへと帰っていったと言われています。


マントヴァ地図


またヴェルディ作曲のリゴレットの舞台として、とても有名な町でもあります。

最大の見所・おすすめはやはりドゥカーレ宮殿。マントバを治めていたゴンザガ家の居城で迷路のように入り組んだ建物、数多くの中庭どれをとってもすばらしいです。
部屋数は500部屋くらいあるらしいです。
残念ながら公開されているのは一部ですが。。。


マントヴァ・ドゥカーレ宮殿


マントヴァの見所ドゥカーレ宮殿


いたるところに当時のフレスコ画が残っていて、作品の中にはかの有名なアンドレア・マンテーニャの作品も多数あります。

マントバ市内にマンテーニャの家もあります。


マントヴァにあるマンテーニャの家

なんといってもハイライトは結婚の間です。

ガイドブックには予約が必要とあるのですが、幸運なことに、予約なし、時間制限なしで多能することができました。

残念ながら内部は写真撮影禁止です。。。


ドゥカーレ宮殿を後にして、テ宮殿へと向かいました。ここは晩年ジュリオ・ロマーノがルネサンス様式で作ったコンザガ家の夏の宮殿です。

マントヴァ・テ宮殿


美しいテ・宮殿

ほかにも、大聖堂、サンタ・アンドレア教会、中心地にあるエルベ広場とラジョーネ宮殿、サン・ロレンツォ聖堂とその横にある“ロトンダ”などがあります。


マントヴァ市中心の広場


サンタンドレア教会



市内観光にちょっと飽きると、すぐ後方には湖畔を散策できる遊歩道があり、リラックスできますよ!


マントヴァの湖畔


ミラノ滞在で見るものも見尽くしてしまった方、思い切って日帰りで近郊の町マントバへ行ってみてはいかがですか??おすすめします。


by ミラノ情報スタッフ・堀越千鶴horikoshi.jpg



マントヴァのお問い合わせはイタリアエクスプレス

posted by ミラノ情報スタッフ・堀越千鶴 at 10:00| Comment(0) | 都市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

意外な組み合わせ!ソレントのトラットリアより究極のピアット


ナポリ・ソレント情報スタッフ堀内です。


前回のブログで、有名レストランが集ったチャリティーイベントを紹介しましたが、
今回はそれと対照的な、アットホームなトラットリアとその究極のピアットを紹介したいと思います。


ヴェスヴィオ周遊鉄道のソレント線、終点より4駅手前の無人駅セイアーノ(Seiano)。
ここから5分ちょっと歩いたところに古びたトラットリア、ナヴェ・ディ・セイアーノ(Trattoria Nave di Seiano)があります。



おすすめトラットリア



作りがとにかく古い!観光地のレストランのように、「垢抜けた」、「お洒落な」という形容はまったくあてはまりません。


近くのホテルに滞在する観光目的の人々が、食事をしているのをたまに見かけますが、客層は地元の常連客が中心、場所が少し奥まっているせいか、60席ほどある店内が埋まることは、週末でもほとんどありません。



地元客中心です


・・・と書いてしまうと、「なぜそんな店を紹介するのか!?」と思われてしまうかもしれませんが、このトラットリアには、私とその周囲の人々が、「これは最高!」と絶賛する究極の一品(?)があるのです。



南イタリア名物料理



それがこちらパスタ・エ・ファジョーリ・コン・コッツェ(Pasa e fagioli con cozze)。

南イタリアではレストランでも時々見かけるメニューです。

日本語に訳すと、「パスタと豆に、ムール貝を合わせたもの」です。

日本ではお豆は甘く煮て食べるもの、そしてムール貝を食べる習慣があまりないことから、「不思議な組み合わせだな」と思ったのが最初でした。

実際、パスタとお豆の組み合わせがかなりお腹が膨れますが、これが食べなれると非常にはまるのです。



パスタは、細かくいろいろな形をしたPasta Mistaが理想。
お豆は白いものも使いますが、写真のように赤い豆がより美味いということです。

これらをテラコッタの容器に入れて煮込みます。

ムール貝たっぷり、トマトベースのバスタソースにずっぽり浸かって味が染み込んでます。

このパスタソースが、まろやかでコクがあり、トマトの酸っぱさをいい意味で感じさせません。これがこの一品の美味しさの秘訣らしいですが、ソースのレシピはもちろん秘密とか。

辛いのが好きな人には、ペペロンチーノをかけて食べるのもおすすめです。

仕上げにはイタリアンパセリをのせて。



美味しいフォカッチャ



焼き立てフォッカッチャも美味しい!



発砲赤ワイン


この近くのグラニャーノ(Gragnano_)市で作られる微炭酸の赤ワインが良く合います。



前菜の盛り合わせ



前菜のもりあわせもあります。



おすすめの乾燥タラ


それともう一品。トラットリア自慢の一品がストッコ(Stocco)。

乾燥タラを3日以上つけて、こちらもオリジナルのトマトソースを和えたもの。

ケーパーとオリーブがふんだんに入っています。
さっぱりめが好きな人には、オリーブオイル、レモン、塩をかけただけの「ビアンコ」もオーダー可能です。



たかが乾燥タラ、されど乾燥タラ!
ここのタラはボリュームたっぷりな上、タラ自体にしっかり味があり、食感がとても良いです。



その他にもスパゲッティ・アッレ・ヴォンゴレや、オーブンで焼いたパスタ・アル・フォルノ、カタクチイワシの酢漬けや野菜の前菜など、メニューはそれなりに豊富ですが、ついついこの究極の一品を毎回頼んでしまいます。



パスタ・エ・ファジョーリ・コン・コッツェは量が多いので、他の物も一緒に食べたい、という方にはパスタをハーフポーションで頼むことも可能です。



トラットリア・オーナー



オーナーのジュゼッペ・ヴェルデさん。地元ではドン・ペッペと呼ばれています。彼のお父様の代から続くトラットリアを、奥様とともに守り続けています。



トラットリア外観



ナーヴェとは船のこと。1930年代にヨーロッパとアメリカ間を航海していた商業船、レックス(Rex)の古い模型を飾ってあることから、トラットリアの名前となりました。


Antica Osteria Pizzeria la Nave di Verde Giuseppe
Add : Via piazza Seiano, 30 Vico Equense (NA)
Tel: 39+0818028474


ソレントまでいらっしゃる皆さん、少しディープなこのトラットリアに足をのばしてみませんか?



ナポリ・ソレント スタッフ堀内敬子  horiuchi.jpg


南イタリアはイタリアエクスプレスで!

posted by ソレント情報スタッフ・堀内敬子 at 10:00| Comment(0) | レストラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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